就寝前の水分補給について
2020/05/15

暑くなってくると大事な水分補給。
人間にとって水分はとても大事で、断たれると生死に関わる日数は、
食べ物は3週間だが水分は3日だといわれている。
睡眠の場面でも、寝付くときに最も汗をかいて深部の体温を低下させ休息モードに入るので、通年就寝前の水分補給は必要。
体内の水分が減り、血流が悪くなると睡眠中の脳卒中、
こむら返り(足がつる)のリスクが上ってしまう。
就寝前の水分摂取
○:水や白湯・麦茶・ノンカフェインのハーブティ・ノンアルコールビールなど。
×:カフェイン・アルコール・ジュース類など糖分や塩分の高いもの。
カフェインはコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、コーラ、栄養ドリンクなどに含まれる。
個人差はあるがカフェインの覚醒作用は約30分で効き始め、抜けるまで約4時間かかるといわれており、就寝3時間前にとると睡眠-覚醒リズムを乱すという結果もでている。
アルコール(寝酒)は利尿作用によってトイレ覚醒が起こり易いだけでなく、アルコール依存症のリスクが高まり、睡眠時無呼吸やいびきの悪化の危険もある。
糖分が高いものをとると血糖値が上り、睡眠中に体の回復をしてくれる成長ホルモンの分泌が邪魔される。塩分をとると喉の乾きと尿量の増加で目が覚めやすくなる。
ノンアルコールビールに含まれる「GABA」はリラックス作用があるので、寝酒の習慣がある場合は代替品としておすすめ。
タルトチェリーのすっぱいジュースにも睡眠改善効果が期待できそうだという報告がチェリー収穫量の多いアメリカであった。しかし、酸味が強いものは食道にダメージを与えることがあるので逆流性食道炎の方は注意が必要となる。
空腹で眠れそうにない場合に、夜食代わりの牛乳はOK。あたためた方がカップを持つ手もぬくもり、落ち着きやすい。
起床時にも、1杯の水または白湯を飲むことがおすすめされている。しかし、やりすぎは何事もよくなく、水も一度に飲みすぎては中毒を起こすので、1日を通してこまめにとるのがよい。
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