危険な寝ぼけ

2019/09/14

 

 

 

目が覚めてもぼんやりしている状態を「寝ぼけ」というが、医学的に起きぬけのおかしな行動は睡眠障害の分類上、睡眠時随伴症の一種となる

年齢によって考えられるものがかわるが、遺伝的な部分もある。

 

深い睡眠から起きがけにわけのわからないことをする「錯乱性覚醒」などはいわゆる寝ぼけだが、成人だと抑制がきかず「火事場の馬鹿力」で家族を危険にさらす心配があったり、病気の初期症状かもしれないので治療を要する場合もある。

 

 

 

【中年期以降】

50歳を過ぎてからあらわれる寝ぼけは「レム睡眠行動障害」というものが多い。

200-300人に1人くらいの頻度で、男性に多く見られる。

眠っている途中に、突然大声で話し、叫び、腕や脚を振ったりといった防御・逃避的な行動をとり、ひどいと立ち上がったり、歩いたりする。20分くらいでおさまり、1晩に何回かみられる。

 

レム睡眠中に限ってみられ、あとから報告される夢の内容と行動が一致する。つまり夢のままに行動してしまったということ。内容としては緊急事態のような悪夢が多い。周りがみえていないので、転倒・骨折の危険がある。

 

夢から覚めれば行動もストップするので、呼びかけや揺するといいのだが、正面から近づくと危ないので、側面から肩をしっかり抱えて揺するのが良い。揺すっても反応が悪い場合は「せん妄」の夜間異常行動かもしれない。

 

レム睡眠行動障害は、パーキンソン病や認知症(レビー小体型)の初期症状として出現することもあるが、3分の2はその他の病気に発展せずそのまま経過するともいわれる。それでも転倒・外傷が心配なので受診して効果的な薬を使うと寝ぼけも悪夢も改善が期待できる。

 

 

 

【高齢者】

「せん妄」:頭が混乱した状態で高齢者の場合認知症と間違えられることがあるが、急激で短期間の意識障害。夕方から夜間に現れ、あとで覚えていない。

 

脱水や酷い便秘といった体調、引越しや入院といった環境の変化やそれによる不安、睡眠不足でも引き起こされることがある。この他、向精神薬などの薬、手術後の痛み、若い人なら事故の後などにも起こる事がある。

 

対応としては、暴力があるときは離れて見守り、ゆっくりはっきり話し掛ける。

普段から体調管理に気を配り、環境をかえ過ぎず、日中しっかり覚醒させておくといいが、せん妄は治療可能なので適切なサポートを受けるといい。

認知症の徘徊や夜間せん妄は介護者の負担として大きな社会問題である。社会的接触、太陽の光を浴びるなどして生体リズムの規則性を保つと症状が改善する場合も多いことを啓蒙する必要がある。

 

 

 

【子ども】

害のないものが多く基本的に思春期にはおさまるので、治療というより危険がないように見守る方向が主。

しかし程度が酷い場合、本人・家族がまいってしまったり、他の病気の症状の可能性もあるので医師に相談する。

睡眠時遊行症(いわゆる夢遊病)や夜驚症(叫ぶ・泣く)が代表的で4-8歳くらいで多くみられる。ストレスや疲労・発熱が悪化と関係していることもある。

 

 

 

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