睡眠の質が悪いと悩んでいる人は、枕のサイズを大きいものに変えてみませんか?
大きい枕は頭や首を安定させるため、睡眠の質を高める効果が期待できます。
肩こりや頭痛の解消にも有効です。
おすすめ商品もご紹介します。
どうして大きいサイズの枕だと頭痛や肩こりが解消するの?
大きいサイズの枕を使用すると、体が大きい人や寝相が悪い人でも一晩中肩をしっかりカバーできます。
そのため、枕から頭が落ちる心配も少ないです。
枕から頭が落ちると、心臓より頭が高い状態を維持できなくなるため、血液のめぐりが悪くなります。
そのため、寝起きに頭痛が起こりやすくなるのです。
また、枕が小さいとカバー力が落ちるため、姿勢が変わるたびに肩や首の一部に負担が集中してしまいます。
その結果、肩こりを引き起こす可能性があります。
しかし、大きいサイズの枕ならこうした心配も少ないです。
枕の大きいサイズって目安はどれくらい?
市販されている枕で最も多いサイズが、縦43cm×横63cmです。
大きいサイズの枕とは、縦幅・横幅のどちらかがこのサイズを上回っているか、縦幅・横幅の両方がこのサイズを上回っているものを主に指します。
ベッドの横幅に相当するほど横幅がある場合は、「ロングピロー」と呼ばれることもあります。
枕が大きいときの5つのメリット
大きいサイズの枕を使うと、どんなメリットがあるのでしょうか?
具体的に解説します。
寝返りがうてる
質の良い睡眠では、一晩につき20~30回ほど寝返りをうちます。
しかし枕のサイズが小さすぎると、寝返りをうつとすぐに頭が落ちることから、寝返りが減少する傾向にあります。
寝返りが減少すると、体の一部に負担が集中するため、腰痛や肩こりが起こりやすくなります。
また、睡眠の質が低下するため、寝ても疲労が取れません。
大きいサイズの枕で寝返りがうちやすくなると、こうした悩みが解消される可能性があります。
頭痛や肩こりが起こりにくい
大きいサイズの枕を使用すると、寝返りや寝相の悪さの影響を受けにくくなります。
そのため、常に頭の高さや肩の位置、そして首のラインを維持しやすくなります。
その結果、過度な筋肉の緊張がほぐれ、血流も活性化し、頭痛や肩こりが起こりにくくなります。
むくみ解消につながる
頭が枕から落ちにくくなるということは、むくみ解消にもつながります。
寝起きに顔がパンパンにむくむという人は、血液のめぐりが悪く、局所的なうっ血を起こしている可能性があります。
うっ血は枕の高さが悪いことで起こることもありますが、睡眠中に枕から頭が落ちて、心臓と頭の高低差がなくなることによっても起こりやすいのです。
体が大きい人も熟睡できる
体が大きい人が熟眠感を得られない場合、枕が小さすぎる可能性があります。
枕といえば、「頭を置くもの」というイメージを持っていませんか?
しかし、頭だけをのせて首~肩は宙に浮いた状態になっているじょうたいは体によくありません。
宙に浮いた状態を維持するために筋肉を緊張させる結果、睡眠中も疲労が蓄積されてしまいます。
そのため睡眠時間をたっぷり確保しても、熟眠感が得られなくなるのです。
首や肩も支えてくれる大きいサイズの枕なら、熟眠感が得られるようになる可能性があります。
クッション代わりに使える
ベッド派の人の中には、ベッドを寝るためだけに使わず、読書やテレビ観賞の時間に使う人もいることでしょう。
大きいサイズの枕は、こういったリラックスタイムのときにクッション代わりに使えるというメリットもあります。
幅広い用途に活用できるのは、カバー力に優れた大きいサイズの枕ならではの魅力です。
枕が大きいときの4つのデメリット
大きいサイズの枕を選ぶと、どんなデメリットがあるのでしょうか?
購入前に知っておきましょう。
可愛い枕カバーが少ない
標準サイズの枕に比べると、大きいサイズは枕カバーの種類が少ないのが正直なところです。
大きいサイズの枕は体が大きい人向けに作られているものが多く、枕カバーが男性的なデザイン主体となって、可愛いデザインは少なくなります。
商品によっては、専用の枕カバーでないと合わないというものもあるでしょう。
そのため、女性らしいインテリアとして枕を取り入れたい場合には不利かもしれません。
お手入れが大変
大きいサイズの枕は、中身がたっぷり入っているぶん、お手入れが大変になります。
枕の奥まで湿気を取り、常に通気性が良い状態にしておこうと思ったら、こまめなケアが欠かせません。
ケアの基本は風通しの良いところに置いておくことですが、サイズが大きいため場所を取ります。
洗濯機で洗おうと思っても、場合によっては入りきらないことがあります。
そんなときは、クリーニングしなければなりません。
このように、通常サイズ以上にお手入れに手間がかかる可能性があります。
寝床が狭くなることも
ベッドや布団のサイズが小さめの場合や、家族や恋人と一緒に寝ている場合は、大きいサイズの枕を使うと寝床が狭くなって寝苦しくなることがあります。
大きいサイズの枕は寝返りをうちやすくして熟眠感が得られるといっても、それは寝床に余裕があってことです。
枕のサイズを選ぶときは、頭や肩に対するカバー力だけでなく、寝床とのバランスを考える必要があります。
素材のバリエーションが少ない
大きいサイズの枕は、標準サイズと比べると商品の数が少ないのが現状です。
そのため、枕の中身に使用されている素材のバリエーションも標準サイズと比べると少なくなってしまいます。
たとえば、固めの使用感が人気のそば殻枕で大きいサイズを見つけるのは困難です。
まれに扱っているメーカーはありますが、商品数が少ないため、細かな使用感や値段を比べるといったことは難しくなるでしょう。
まとめ
大きいサイズの枕のメリット・デメリットはいかがでしたか?
枕が大きいと、体を包み込んでくれる感じがするので個人的には安心感があって好きです。
さらに、寝返りをうちやすくしてくれるといった、睡眠の質向上にも役立つのが魅力的ですね。
現在使っている枕の大きさが自分に合っているか、いま一度見直してみましょう。
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